昔に比べ歯列矯正をしている子供をよく見かけるようになりました。
その要因に、予防歯科が広まってきた事や、小学校の健康診断で歯並びに注意という項目ができた事、また何よりも一般的に歯列矯正への関心が高まった事などが挙げられます。
このように子供の場合は、全ての歯が永久歯に生え変わる前の早いタイミングから、親が矯正治療をするかどうか考える機会を持つ事になります。

どのタイミングで治療を始めれば良いのかどうかは個人差があります。
早ければ良いという訳ではありません。
最適なタイミングで負担か少なく済む最低限の短い期間で治療をする。
これはレントゲン、場合によってはCT検査や、歯型をとって模型を作成したりと色々と検査をしてみないとわかりません。
受験の時期を避けたい、海外留学前に、仕事の合間になどタイミングはそれぞれです。
歯列矯正に興味があるのでしたら、大学病院の矯正科で無料歯科相談のイベントに参加してみたり、近所の矯正歯科に初診相談に行かれる事をお勧めします。
歯列矯正でコンプレックス改善してより充実した生活を送りましょう。

歯列矯正は保険が適応しない

健康保険被保険者証

歯列矯正は審美歯科なので特別な理由が無い限りは保険がききません。
ですので、余裕をもって色々と情報を集めるのが良いでしょう。
費用や治療の期間などは病院によって変わってきます。
また、習い事などがあれば、診療時間や土日も診療しているか考慮に入れる必要があります。
大人の場合も仕事との兼ね合いもあるので注意する点です。
一般歯科と矯正歯科の両方を行なっている歯医者では、矯正の先生が居る曜日が決まっている場合もあります。
しかし、虫歯の治療も一緒にできるのは時間の短縮にもなり大きなメリットです。

治療を始めるかどうかは別として、歯列が気になった時に歯科医院に相談にされるのが一番良いでしょう。
また、矯正治療は高額な費用がかかります。
疑問に思ったことは最初に聞き、余裕を持って慎重に決める事をお勧めします。
また成人の場合は、自分自身の治療後のゴールと、先生のゴールとの誤差が生じる場合があります。
始めにここを一番治したい、ここがコンプレックスであるなどきちんと伝えましょう。
先生は上下の顎の調和、噛み合わせ、歯の形状や本数、あらゆる事を相対的に考え最適なゴールへと導きます。
初めからその中の1つに組み込んでプランを立ててもらわないと、途中で寄り道をしなければならなくなり、治療期間ものびてしまう原因になります。
そういった相談も親身になって聞いてくれる歯科医院をおすすめします。

永久歯に生え変わる前に歯列矯正をするのはやめよう

まず、歯列矯正には、第一段階の治療と第二段階の治療があります。
第一段階の治療としては、歯を一本一本綺麗に並べていく事を目的とした歯列矯正ではなく、必要性に応じて顎を正しい位置へ誘導したり、歯列の拡大、舌癖の改善、などを目的とした治療です。
この治療は乳歯から永久歯への生え変わりを利用したり、まだ骨が柔軟なうちに上顎の縫合部を広げて歯列の拡大を図るなど子供のうちにしかできない治療法です。
部分的に必要に応じてブラケットの装置を付けることはありますが、噛み合わせを改善させる為の短い期間です。
大きなメリットとしては歯に一本一本ブラケット装置をつけた治療よりも痛みが少なく、第一段階の治療をする事により第二段階の治療がやりやすくなり期間も短くなります。
デメリットとしては場合によっては、永久歯に生え変わった時に第二段階の治療をする必要もあるという事です。
ピシッとした綺麗に整列した歯並びを目指すならば必要と言えるでしょう。
また子供の治療なので、保護者の方に歯磨きしづらい場所を磨いていただく必要性や、装置の説明を聞き拡大に必要なネジ回しなど家族の協力が大切です。

第二段階の治療とは、全ての歯が永久歯に生え変わった時に、歯列にブラケットの装置をつけて一本一本並べていく治療です。
この治療を永久歯に生え変わる前にしたとしても、乳歯が抜けた後にまた歯並びが変わってしまい意味を成しません。
ですから、永久歯に生え変わる前に歯列をピシッと綺麗に並べても崩れてしまう可能性が高く負担になるだけです。
歯列を並べていく第二段階の治療のタイミングは、一般的には永久歯列に生え揃うおよそ十二、三歳頃から始められます。
もちろん大人の方も歯と骨が健康ならばいつでも治療ができます。

治療が難しいパターンもある

顎の位置を変えたり歯列を拡大といった治療は難しいです。
歯を並べるスペースがたりなければその分歯を抜いてスペースを作る必要性があります。
これはデメリットになるでしょう。
しかし顎が小さい人に、大きな歯が重なるように生えていても良いことはありません。
抜くという治療法も悪いばかりではありません。
併せて、後から生えてきた永久歯の大きさが大きかったりし、第一段階の治療をすれば必ずスペースが確保でき歯を抜く必要性がないとは言い切れませんが確率は低くなります。

このように、歯並びに個人差があるのと同じで、矯正の治療法や治療期間、治療をスタートするタイミングなど人により様々です。
一度治療を始めると、歯科医院とも長い付き合いになります。
自分に合った満足のいく矯正治療を目指してください。